起立性調節障害について③

起立性調節障害は体の中で何が起こっているの?

起立性調節障害では下記の症状が出やすくなります。
全部が出るということではなくいくつが出る場合が多いです。

 

・朝なかなか起きられない
・午前中は調子が悪い
・頭痛
・立ちくらみ
・めまい
・腹痛
・立っていると気持ちが悪くなる
・倦怠感
・集中力が無くなった
・やる気が出ない
・食用不振

 

ではこういった症状が出るのは体の中で何が起こっているのでしょうか?

 

この病気名の由来になっているように起立した時に立ちくらみやめまいを起こすケースが多くあります。

 

座っている状態から立つと体内の血液は重力で下半身に集まります。そうすると脳に行く血液が減ってしまうので自律神経の交感神経が働き血管を細めて血圧を上げ脳に血液を送るようにします。

この機能が低下している状態を起立性調節障害と言います。つまり自律神経の機能低下が起こっているんですね。

 

自律神経とは簡単に言うと生きて行くために必要な体の働きを脳がかってにコントロールしてくれている神経のことです。食べた物を消化しようと自分で思わなくても勝手に消化、吸収をしてくれます。

 

運動をしたら心臓が速く動いたり暑いと汗をかいたり脳が勝手にコントロールしてくれているんですね。

自律神経の働きの中で血圧や血流の調節機能が落ちた状態を起立性調節障害と言います。

 

小児科の先生は小学生や中学生に特に多く体の成長に自律神経がついていけてないと
説明する事が多かったのですが、大学生や社会人でも同じ症状でお困りの方が増えており体の成長だけではなく他の要因も多く関わっているようです。

 

次回は起立性調節障害が疑われた時の病院での診断の進め方について書いて見ますね

枚方自律神経調整 情報

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