起立性調節障害
2023年03月6日
起立性調節障害は体の中で何が起こっているの?
起立性調節障害では下記の症状が出やすくなります。
全部が出るということではなくいくつが出る場合が多いです。
・朝なかなか起きられない
・午前中は調子が悪い
・頭痛
・立ちくらみ
・めまい
・腹痛
・立っていると気持ちが悪くなる
・倦怠感
・集中力が無くなった
・やる気が出ない
・食用不振
ではこういった症状が出るのは体の中で何が起こっているのでしょうか?
この病気名の由来になっているように起立した時に立ちくらみやめまいを起こすケースが多くあります。
座っている状態から立つと体内の血液は重力で下半身に集まります。そうすると脳に行く血液が減ってしまうので自律神経の交感神経が働き血管を細めて血圧を上げ脳に血液を送るようにします。
この機能が低下している状態を起立性調節障害と言います。つまり自律神経の機能低下が起こっているんですね。
自律神経とは簡単に言うと生きて行くために必要な体の働きを脳がかってにコントロールしてくれている神経のことです。食べた物を消化しようと自分で思わなくても勝手に消化、吸収をしてくれます。
運動をしたら心臓が速く動いたり暑いと汗をかいたり脳が勝手にコントロールしてくれているんですね。
自律神経の働きの中で血圧や血流の調節機能が落ちた状態を起立性調節障害と言います。
小児科の先生は小学生や中学生に特に多く体の成長に自律神経がついていけてないと
説明する事が多かったのですが、大学生や社会人でも同じ症状でお困りの方が増えており体の成長だけではなく他の要因も多く関わっているようです。
次回は起立性調節障害が疑われた時の病院での診断の進め方について書いて見ますね
未分類
2023年01月11日
起立性調節障害はサブタイプというものに分類されます。
1.起立直後性低血圧
2.体位性頻脈症候群
3.血管迷走神経失神
4.遷延性起立性低血圧
それぞれを見てみましょう。
1.起立直後性低血圧
起立性調節障害で一番多いのがこのタイプです。
起立直後に強い血圧低下および血圧回復の遅延がみられる。
起立後血圧回復時間25秒以上もしくは血圧回復時間が20秒以上かつ直後血圧低下が60%以上
2.体位性頻脈症候群
次に多いのがこのタイプです。
起立中に血圧低下は正常で心拍数の増加がみられる。
起立後3分以後の心拍数が115以上もしくは心拍数増加35以上。
3.血管迷走神経失神
起立中に突然収縮期と拡張期の血圧低下がおき、意識低下や意識消失発作がおこる。
4.遷延性起立性低血圧
起立直後の血圧心拍は正常だが、3~10分経過して収縮期の血圧が15%以上、または20mmHg以上低下する。
サブタイプはこの他にもありますが多い4つを紹介紹介しました。
このサブタイプを正確に調べるには専門の検査が必要になります。
次回は体でなにが起こっているかについて書いてみますね。
お知らせ
2020年04月12日
全国的に感染拡大しているコロナウイルスへの当院の対策をお伝えします。
空気中に浮遊する細菌、ウイルスを99.9%除去する医療機関でも採用されているマジックボールという空気清浄機を設置しております。待合空間、施術空間に3台の空気清浄機を置いています。
受付には患者さん用の手指消毒エタノールを設置しており、来院時の手指消毒にご協力いただいています。
施術ベッドも患者さんごとに毎回アルコール消毒しています。
そのため少しお待ちいただくかもしれません。ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。
施術者はマスク着用を徹底して毎日、検温をして体調管理に気を付けています。
マスクを着けているために説明等が聞き取りにくい場合は遠慮無くお伝えください。
施術者は手洗いや消毒、うがいを徹底しておこなっています。
院内の空気の入れ換えもこまめにおこなっています。
そのため、暖房が効きにくく寒さを感じる場合はひざ掛けや電気ストーブを用意していますのでご自由にお使いください