不眠症で寝れない原因は?寝れない時の対策は?自律神経専門院が解説

夜、布団に入っても眠れない…その悩み、放置していませんか?

「布団に入ってもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚めてしまう」「朝早く目覚めて二度寝ができない」――このような不眠症で寝れない悩みを抱えている方は少なくありません。

実際、日本では成人の約10〜30%が不眠の症状に悩まされており、日中の倦怠感や集中力低下など、生活の質に大きな影響を及ぼしています。

不眠症で寝れない原因は、ストレスや生活習慣の乱れ、身体疾患、自律神経の乱れなど多岐にわたります。

今回は自律神経専門院の視点から、不眠症で寝れない原因と具体的な対策方法について詳しく解説します。

目次

不眠症とは?単なる睡眠不足との違い

不眠症とは、十分な睡眠時間を確保しているにもかかわらず、寝つきが悪い、眠りが浅く途中で目が覚める、朝早く目覚めてしまうなどの睡眠問題が1ヶ月以上続き、さらに日中に倦怠感、意欲低下、集中力低下、食欲低下などの不調が現れる病気です。

単に「眠る時間が短い」という睡眠不足とは異なり、不眠症は睡眠の質の問題であり、たとえ長時間ベッドにいても「ぐっすり眠れた」という満足感が得られない状態を指します。

不眠が一時的なものであれば、ストレスの原因が取り除かれることで自然に改善することが多いですが、慢性化すると「不眠恐怖」が生じ、「今夜も眠れないのではないか」という不安がさらに不眠を悪化させる悪循環に陥ります。

不眠症で寝れない原因〜5つのP〜

不眠症で寝れない原因は複雑で、多くの場合複数の要因が絡み合っています。医学的には「五つのP」と呼ばれる分類がよく用いられます。

1. 生理学的要因(Physiological)

睡眠環境や生活リズムの問題が原因となるケースです。

夜間勤務や交代勤務による昼夜逆転、時差ボケ、周囲の騒音、部屋が明るすぎる、暑さや寒さ、枕や布団が体に合っていないなどが該当します。

2. 心理的要因(Psychological)

仕事や人間関係のストレス、家族の問題、将来への不安など、心理的なストレスが原因で眠れなくなるケースです。

真面目で神経質な性格の方は、ストレスを溜め込みやすく不眠になりやすい傾向があります。

不安や心配事が気になって眠れない、または楽しいイベントの前に気持ちが高ぶって眠れないといった経験は多くの方にあるでしょう。

一時的なものであれば問題ありませんが、慢性化すると「また眠れないのではないか」という不眠恐怖が生じ、症状が悪化します。

3. 薬理学的要因(Pharmacological)

カフェインやアルコール、ニコチンなどの嗜好品、または薬の副作用が原因となるケースです。

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは覚醒作用があり、タバコに含まれるニコチンも眠りを妨げます。

またアルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の質を著しく低下させ、中途覚醒の原因となります。

薬剤では、ステロイド薬、抗がん剤、インターフェロン、パーキンソン病の薬、降圧薬、抗ヒスタミン薬(花粉症薬)などが不眠を引き起こすことがあります。

4. 身体的要因(Physical)

身体の病気や痛み、かゆみなどの症状が原因で眠れなくなるケースです。

高血圧や糖尿病の患者さんは不眠症になりやすいことが知られています。

高血圧の状態では交感神経が興奮しているため安眠が得られにくく、糖尿病では高血糖に伴う頻尿が睡眠を妨げます。

その他、心疾患、肺疾患、がん、関節リウマチなどの痛みを伴う疾患、湿疹や蕁麻疹などのかゆみを伴う疾患、喘息、神経障害なども不眠の原因となります。

また、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)、周期性四肢運動障害といった特殊な睡眠障害が隠れている場合もあります。

5. 精神医学的要因(Psychiatric)

うつ病、統合失調症、不安障害、双極性障害などの精神疾患は不眠を伴うことが非常に多いです。

特にうつ病では早朝覚醒が特徴的で、朝早く目が覚めてその後眠れないという症状が現れます。

精神疾患に関連する不眠症は症状が長引くことが多いため、早めに専門医の治療を受ける必要があります。

不眠症で寝れない時の対策〜今日から始められる8つの改善法〜

不眠症の治療において最も大切なのは「非薬物療法」です。生活習慣や睡眠環境を整えることで、多くの不眠症は改善が期待できます。

1. 規則正しい生活リズムを作る

毎日同じ時間に起床・就寝することで、体内時計を整えることができます。

朝は太陽の光を浴びることで、セロトニンの分泌が促され、夜間のメラトニン(睡眠ホルモン)の生成が助けられます。

休日も平日と同じ時間に起きるようにすると、睡眠リズムが乱れにくくなります。

2. 睡眠環境を整える

快適な睡眠環境を作ることは非常に重要です。

  • 室温・湿度:適温は16〜26度程度。暑すぎず寒すぎない環境を保ちましょう
  • :就寝1〜2時間前から照明を落とし、寝室は真っ暗にするか、暗めの間接照明にする
  • :静かな環境が理想的。騒音が気になる場合は耳栓の使用も検討
  • 寝具:体に合った枕やマットレスを選ぶ

3. 就寝前のスマートフォン・パソコンを避ける

スマートフォンやパソコンから発せられるブルーライトは、メラトニンの分泌を抑制し、眠気を妨げます。就寝の1〜2時間前からはこれらのデバイスの使用を控えましょう。

4. カフェイン・アルコール・ニコチンを控える

カフェインの覚醒作用は4〜6時間続くため、夕方以降のコーヒーや紅茶、緑茶は避けましょう。

アルコールは寝酒として使用されることがありますが、睡眠の質を著しく低下させ、中途覚醒の原因となるため推奨されません。

タバコに含まれるニコチンも覚醒作用があるため、特に就寝前の喫煙は避けるべきです。

5. 適度な運動を取り入れる

日中に適度な有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を行うことで、体を適度に疲れさせ、自然な眠気を促すことができます。またストレス解消効果もあります。

ただし、就寝直前の激しい運動は交感神経を活発にし、逆に眠りにくくなるため、運動は朝や昼間に行うようにしましょう。

6. 食事のタイミングに注意する

就寝直前の食事は消化活動により睡眠の質を低下させます。

夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませるようにしましょう。

空腹で眠れない場合は、温かい牛乳やバナナなど、消化に良く、睡眠を促す食品を少量摂取するのも一つの方法です。

7. リラクゼーション法を実践する

就寝前にリラックスできる時間を作ることが大切です。

  • 深呼吸・腹式呼吸:ゆっくりと深い呼吸を繰り返すことで、副交感神経が優位になりリラックスできます
  • ストレッチ・ヨガ:軽いストレッチやヨガは体の緊張をほぐし、入眠を助けます
  • 瞑想:心を落ち着かせ、不安や緊張を和らげます
  • ぬるめの入浴:38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分程度ゆっくり浸かることで、体温が徐々に下がり入眠しやすくなります

8. 眠れない時は無理に寝ようとしない

「早く寝なければ」と焦ると、不安や緊張が強くなって余計に眠れなくなります。

20分以上眠れない場合は、一度ベッドから出て、読書やストレッチなどでリラックスしながら自然な眠気が来るのを待ちましょう。

「眠くなるまで起きていよう」と割り切ることで、気持ちも楽になり、結果的に眠りやすくなります。

自律神経の乱れと不眠症の深い関係

不眠症の多くは、自律神経の乱れが根本的な原因となっています。

自律神経とは?

自律神経とは、私たちの意志とは無関係に、内臓の働きや血圧、体温、呼吸などの生命維持に必要な機能を自動的にコントロールしている神経です。

自律神経には、日中の活動時に優位になる「交感神経」と、夜間のリラックス時や睡眠時に優位になる「副交感神経」の2つがあります。この2つがバランスよく切り替わることで、私たちは健康的な生活を送ることができます。

自律神経の乱れが不眠を引き起こすメカニズム

ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れると、本来は副交感神経が優位になるべき夜間に、交感神経が活発なままの状態が続いてしまいます。

交感神経が優位な状態では、心拍数が上がり、呼吸が浅くなり、筋肉が緊張し、脳が覚醒状態になるため、眠りにつくことができません。また、眠れたとしても浅い眠りになり、中途覚醒や早朝覚醒の原因となります。

さらに、睡眠不足自体が自律神経をさらに乱す要因となり、悪循環に陥ってしまいます。

しっかりとした睡眠が取れないことで自然治癒力も低下し、症状が長引きやすくなるのです。

内臓の不調と不眠症

自律神経が乱れると、自律神経がコントロールしている内臓にも不調が現れます。

そしてこの内臓の不調こそが、不眠症の症状に直結していることが多いのです。

内臓の不調は、お腹にコリや痛み、違和感として現れます。

例えば「寝付けない」「途中で何度も目が覚める」「寝ても疲れが取れない」といった不眠の症状には、それぞれ関連の深い臓器があり、その臓器に関係する領域にコリや痛み、違和感が生じます。

医療機関で良くならない不眠症には「枚方自律神経調整院の自律神経整体」がおすすめ

病院で検査を受けても原因がわからない、薬を飲んでも改善しない、様々な治療を試しても不眠症が治らない――そんな方は、自律神経の乱れが根本原因かもしれません。

3つのストレスに同時にアプローチする独自の施術

枚方自律神経調整院では、原因不明の症状・不定愁訴の改善のために、「精神的ストレス」「化学的ストレス」「構造的ストレス」の3つを同時に整えていく必要があると考えています。

1. カウンセリング:精神的ストレスを整える

まず、丁寧なカウンセリングであなたの悩みを徹底的にお聞きします。いつから症状があるか、どんな症状か、どんな時に症状が強くなるかなど、詳しくお話を伺うことで原因の特定につながります。

完全予約制であなただけの時間を確保しているため、今まで相談できなかったこと、話したくても話せなかったことも、安心してお話しいただけます。「話す」だけで心のストレスは軽減されていきます。

2. 全身調整:構造的ストレスを整える

背骨・骨盤・頸椎のゆがみを調整して、全身のバランスを整えていきます。バキボキする矯正は一切行わず、痛みのない優しい施術なので、リラックスして受けていただけます。

全身を整えることで、その後の施術効果も向上します。

3. 頭蓋骨調整:脳脊髄液の流れを改善

頭蓋骨にゆがみがあると、脳から仙骨を循環している「脳脊髄液」の流れが悪くなります。循環が悪くなり頭部に脳脊髄液が溜まると、脳が圧迫されて脳から各部位への命令が正常に伝わらなくなり、治癒力や免疫力が低下し、自律神経が乱れてしまいます。

頭蓋骨を優しく整えることで、脳脊髄液がスムーズに流れるようにしていきます。

4. 内臓調整:自律神経と内臓の関係を整える

内臓と自律神経は相互に密接につながっており、どちらかが不調だともう一方に影響を与えます。内臓を適切に刺激し、内臓の働きを取り戻していくことで、自律神経の安定を追求します。

お腹のコリや痛み、違和感を解消することで、不眠症に関連が深い内臓の不調を改善し、自律神経を整え、不眠症の改善につなげていきます。

5. 生活指導・セルフケア:化学的ストレスを整える

施術だけでなく、日常生活での姿勢指導、食事指導、セルフケアの方法まで、実行できる範囲で少しずつ改善していけるようサポートします。

日々の生活でのゆがみを自分で調整できるよう、かなり細かくお伝えし、資料もお渡しするので、自宅に帰ってからも安心です。

こんな嬉しい変化が期待できます

  • 薬がなくても自然に眠れるようになった
  • 夜中に目が覚めなくなった
  • 朝スッキリ目覚められるようになった
  • 日中の倦怠感や眠気がなくなった
  • 不眠から解放されて人生を楽しめるようになった

「原因は必ずあります。改善を諦めないでください」――これが枚方自律神経調整院の院長からのメッセージです。

まとめ:不眠症で寝れない原因を理解し、適切な対策を

不眠症で寝れない原因は、生活習慣の乱れ、ストレス、身体疾患、薬の副作用、精神疾患など多岐にわたり、多くの場合、自律神経の乱れが根本にあります。

まずは、規則正しい生活リズム、睡眠環境の整備、カフェインやアルコールの制限、適度な運動、リラクゼーション法の実践など、今日から始められる対策を取り入れてみましょう。

しかし、これらの対策を試しても改善が見られない、または症状が悪化する場合は、専門家への相談が必要です。特に、病院の検査で原因がわからない、薬を飲んでも改善しないという不眠症は、自律神経の乱れが原因である可能性が高いです。

大阪枚方市の枚方自律神経調整院では、精神的ストレス、化学的ストレス、構造的ストレスの3つに同時にアプローチする独自の自律神経整体で、根本からの改善を目指します。

原因不明の不眠症で悩んでいる方は、ぜひ一度ご相談ください。

質の高い睡眠を取り戻し、健康で充実した毎日を送りましょう。

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